アーカイブページにはエラーメッセージ
一方、多摩美大総務課は3日昼、一般の人々から広告シリーズに対する意見や質問が多数寄せられていると明かした。その上で同問題の対応については「現在学内で検討中。必要があれば佐野氏にも事情を聞く」とJ-CASTニュースの取材にコメントしていた。
ところが4日現在、同大サイトに掲載されていたシリーズのアーカイブは閲覧できない状態になっている。ページにアクセスすると「指定されたページを見つけることができませんでした」とのエラ-メッセージが表示されるようになっており、何らかの事情で削除したようだ。
改めて同大総務課に問い合わせたところ、「担当者が八王子キャンパスに打ち合わせに行っているため、現在は回答できない」とのことだった。
なお佐野氏は14年4月、多摩美大に美術学部統合デザイン学科が新設されたのに合わせて同大教授に就任。不定期で特別講義などを担当してきた。16年以降は「佐野プロジェクト」と呼ばれる3、4年生の授業を担当する予定になっている。
(4日15時追記)多摩美大総務課はJ-CASTニュースの取材に対し、「一般の方々からの問い合わせがあまりにも多く、掲載を見合わせた」と説明した。疑惑について何か大学側で判断したということではなく、あくまで相次ぐ問い合わせを受けた一時的な措置だという。