再利用できるかどうかはIOCの判断次第
なおこれ以外にも、1998年の長野五輪、2016年や2008年に開催された五輪の招致活動(編注:いずれも失敗)で使われたエンブレムも「候補」として挙がっている。
過去の大会で「再利用」の事例はあったのか。今までロンドンやロサンゼルスなど五輪が2度開催された都市もあるが、同じエンブレムを使った例はない。
また少なくとも、2010年以降に開かれたバンクーバー、ソチ、ロンドン、これから開かれる予定のリオデジャネイロ、平昌五輪では招致時のエンブレムと大会公式エンブレムが異なっている。前例は無い、と言えそうだ。
舛添要一・東京都知事も8月16日に放送された「新報道2001」(フジテレビ系)に出演した際、理由は述べなかったものの「(招致時のエンブレムは)使っちゃいけないことになっているんです」と説明していた。
一方、日本オリンピック委員会(JOC)はJ-CASTニュースの取材に対し、「招致時エンブレムにしろ、1964年大会のエンブレムにしろ、再利用できるかどうかは国際オリンピック委員会(IOC)の判断次第ではないでしょうか」と話している。