維新の党を離党した橋下徹大阪市長は、自身が代表を務める地域政党・大阪維新の会を国政政党化し、維新の党から独立した新党を設立する考えを示した。2015年8月28日夜、大阪府枚方市内で開いた同会の会合で表明した。各社が伝えている。
報道によると、新しい国政政党設立の理由に関して橋下氏は、「大阪の課題を解決し、東京と並ぶ二極にするには政治力が必要」などと述べた。新党の設立時期は、「年内に道筋をつける」とした。
11月に予定されている維新の党代表選については、大阪を地盤とする候補者を擁立させない方針。また、大阪系の維新の党所属議員十数人は橋下氏に同調し、新党に参加する考えを示しているといい、維新の分裂が進むとみられている。