国の2016年度予算編成に向けた各省庁の概算要求が、2015年8月28日にほぼ出そろった。一般会計の要求総額は102兆円超と、過去最大を3年連続で更新する見通しだ。高齢化に伴う年金・医療などの社会保障費や、国債費、防衛費の要求額は過去最大に膨らんだ。
厚生労働省の要求額は30兆6675億円で約2.5%増(15年度予算比=以下同)、国債費は26兆543億円で約11.1%増、防衛費の要求も約2.2%増えて5兆911億円などとなっている。
財務省は概算要求を31日に締め切り、年末にかけて予算編成作業を進める。