消費者庁は強化ガラス製の鍋の蓋が突然破損する事故の報告が相次いでいるとし、2015年8月26日に注意を呼びかけた。強化ガラスは普通のガラスに比べて高い強度を持っているが、表面に付いた微細な傷がきっかけとなり突然破損し細かくなる性質がある。
事故情報データバンクには強化ガラス製の鍋蓋が突然破損したという事故情報が85件寄せられていて、うち、けがを負ったという情報は11 件。12年4月に強化ガラス製鍋蓋に関する注意喚起を行ってからも46 件の事故情報が寄せられ、件数は増加傾向にある。事故を防ぐためには、急激な温度変化を与えないようにすることや、ガラスを傷つけるおそれのある研磨剤入りのスポンジ、金属性のたわし、クレンザー等は使わないようにと消費者庁は呼びかけている。