NHK朝の情報番組「あさイチ」にフィギュアスケートの羽生結弦選手(20)が出演し、ファンが大きな盛り上がりを見せている。
番組には大量のファクスが届き、ツイッターはファンの歓声で埋め尽くされた。放送開始から放送終了直後にかけて、番組に関係するワードがツイッタートレンドに軒並みランクインするなど、ちょっとした「祭り」となった。
高々と積み上げられたファクスの山
羽生選手が出演したのは、同番組の2015年8月28日放送回。約1時間40分、司会の有働由美子アナウンサーや井ノ原快彦さんとのトークを繰り広げた。内容は、オリンピックやアイスショーで見せる演技の裏側から、幼少期の夢や思い出までと幅広く、その「素顔」を掘り下げたものとなった。その他、イヤホンの収集癖やけん玉の腕前を披露するなど、プライベートな一面も垣間見えた。
一方、ファンによる「祭り」は放送前から始まっていた。放送開始時点で番組宛てに届いたファックスは6800通以上。
番組冒頭、有働アナが高々と積み上げられたファックスの山を持ってくると、井ノ原さんは「6年間『あさイチ』やってて初めてですよ」「台本の構成がほとんど質問になってしまいました」と驚いた様子を見せた。
4月以降は大会に出場していないのに人気は...
ネットでも多くのファンが「実況」で盛り上がった。ツイッターには
「羽生結弦君が王子すぎる」
「羽生結弦君なんて綺麗なの」
といったファンの声が寄せられ、「羽生くん」「有働さん」など番組に関係する言葉がトレンド入りした。羽生選手と直接の関わりはないものの、夕顔の実で作る「かんぴょうスピーカー」や植物をガラス容器などで飼育する「テラリウム」など番組で紹介されたモノも軒並みトレンドに入った。
一時はトレンドがほとんど「あさイチ」関係のワードで埋め尽くされるなど、関心の高さがうかがえた。
羽生選手のファンと言えば、その熱心さで度々話題となる。14年3月26日、さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケート世界選手権の男子ショートプログラムが開かれた際は、多くのファンが早朝から行列をつくり、自作の応援バナーを手に声援を送った。
15年4月に国立代々木競技場で開かれたフィギュアスケートの世界国別対抗戦以降、主要な大会に出場していないが、未だ人気は健在だ。