モデルの水原希子さん(24)が画像共有サイト「インスタグラム」に投稿した写真が、またも物議を醸している。原因は、水原さんのTシャツに大きくデザインされた「FUCK YOU」の文字。
水原さんが何を意図して写真を投稿したかは分からないが、コメント欄には日本語だけでなく英語による非難の声も多数寄せられている。
下品な表現「Fワード」のひとつ
問題の写真が投稿されたのは2015年8月22日だ。写真の水原さんは、カラフルな模様で「FUCK YOU」と描かれた白地のTシャツを着たまま、右手を腰にあて、カメラをにらみつけている。
写真はすぐにネットで話題となり、コメントが次々寄せられた。
「自由すぎますね。呆れます」
「あまりよろしい言い方ではない」
といった批判だけでなく、
「かっこいい希子ちゃん」
「希子ちゃん似合ってるよ」
と好意的な意見もあり、賛否両論だ。
英語でも「Fuck you too」(お前がくたばれ)、「I LIKE THE SHIRT」(私はこのシャツ好きです)と意見が分かれている。投稿以降、26日18時現在まで、水原さんはこの写真について説明していない。
「FUCK YOU」は一般的に「くたばれ」「クソくらえ」と日本語訳され、英語で最も下品な表現(スラング)の1つだ。アメリカのテレビやラジオでは「FUCK」が含まれる表現を「Fワード」と呼び、出演者が口にすると「ピー」という自主規制音で伏せられる。
一方、SNSをのぞくと、「すごい~」を表す副詞として使われた「FUCK」や「What the fuck(WTF)」(なんてことだ!の意)の表現をそこかしこに見つけられる。
日本で人気のハリウッド映画でもおなじみのフレーズだ。2014年公開のレオナルド・ディカプリオさん主演映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、計506回もの「Fワード」が登場する。さまざまな世界一を集めた「ギネス世界記録」の2015年版にも、最も多くの「FUCK」が発声された劇場映画、に認定された。
また、「FUCK YOU」の文字がデザインされたTシャツも数多く販売されている。
「女性の股間」「乳首ポチ」・・・きわどすぎる投稿写真
ただ、15年8月25日付け日刊ゲンダイ電子版は今回の一件を報じる中、「炎上商法か」と厳しい見方を示す。その理由は、過去何度かインスタグラムに投稿した「きわどい」写真にあるのかもしれない、
2014年12月15日に投稿したのは、 白いショーツをはいた女性の股間をアップで撮った写真だ。水原さん本人でなく、有名フォトグラファーの作品だったが、「下品」といった批判が噴出した。
水原さんは同日のツイッターで、
「エロティシズムとアートを下品と勘違いさせている方が多いと思います。 これはアートです。コンビニに並んでいるエロ本は下品です。どちらが正しいとは思いません。どちらも異なる良さがあると思います。ただそれを一纏めに下品だと判断しないで欲しい」
と説明している。
15年5月23日、ピンクのニットとデニムのパンツ、という装いで撮られた自身のスナップ写真をめぐり、ニットから乳首が浮き出ている、ブラジャーをつけていないのでは、という趣旨の指摘が相次いだ。この写真に関しても、8月26日18時現在、水原さんから説明はされていない。