「パンが濡れていた」と言いがかり付け30万円詐取 「クレーム詐欺」とは一体どんな手口なのか

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「従業員に足踏まれた」「クリームソーダで服汚した」

   過去にも、似たような「クレーム詐欺」が起こっている。10年10月、東京都内の食品製造販売会社に「買った漬物に髪の毛が入っていた」とウソのクレームをつけ、商品代と胃薬代計3500円を振り込ませた男が逮捕された。当時の報道によると、男の口座には02年以降、全国各地の食品会社などから計400万円以上が入金されていたという。

   また、関西の飲食店で作る一般社団法人 大阪外食協会(ORA)は10年1月、神戸市や西宮市の飲食店で「レジ前で従業員に足を踏まれた」と言いがかりをつけ、金品をだまし取ろうとした女性の情報を公式サイトに掲載。会員に注意を促した。

   同サイトでは他の事例も掲載されている。09年3月にJR京都駅地下街、大阪梅田三番街の飲食店でクリームソーダを注文した客が「クリームソーダが噴出して服が汚れた」と架空の事実申し出、店舗にクリーニング代を要求したそうだ。実際、片方の店舗は賠償に応じたという。

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