逮捕の決め手は街中にある「防犯カメラ」 駐車場、コンビニ、ガソリンスタンドなどに容疑者が

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「日常的に監視の中で生きているということを実感」

   寝屋川市駅前の商店街や高槻市の駐車場、柏原市のコンビニなど、防犯カメラがさまざまな場所に設置されていたことが容疑者逮捕に大きく貢献した。

   しかし一方で、街のいたるところに防犯カメラが存在することにあらためて違和感を持った人も多い。ツイッターなどネットには、

「どこに防犯カメラが設置されているか、わからないな。悪いことはできない」

という感想がある一方で、

「容疑者逮捕や一定の抑止力になるのは事実。だけど、常に誰かから監視されているようで気持ち悪いというのもまた事実・・・」
「こういうのを見ると自分たちがいかに、日常的に監視の中で生きているということを実感」

と不安をつぶやく人も少なからずいた。

   8月23日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演した谷口真由美・大阪国際大准教授は、

「子どもを持つ親として思ったのは、防犯カメラっていうのは防犯にならないと思う」

とコメント。事件が起きてしまった後の捜査に役立つ可能性はあるとしつつも、

「防犯カメラがあるとしても、夜に子どもが外出していることに何の安全性も担保されない。カメラがあるから大丈夫というのは絶対嘘だと思う」

と事件の予防には否定的な考えを述べ、子どもたちに声をかける周囲の大人の存在が大切だと訴えた。

   また同日放送の「サンデースクランブル」(テレビ朝日系)に出演した菅野朋子弁護士も捜査への役割は認めつつも、

「そもそも防犯というものですから、捜査のためのものではない」

とクギを刺していた。

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