安倍首相に相次ぐ週刊誌の健康不安報道 「火のないところに煙は...」なのか 

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安倍事務所は、文春報道を事実無根と否定

   文春報道については、安倍晋三首相の事務所が8月20日、事実無根の内容が含まれているとして、文春側に記事の撤回と訂正を求めたことが分かった。法的措置も検討するとしたが、文春側は、記事の通りだとして応じない考えをマスコミ取材に示した。

   首相官邸の秘書官付室では、J-CASTニュースの取材に対し、「細かいところまでは分かりませんが、体調不良はないと思います」と言っている。

   政治評論家の浅川博忠さんは、報道内容に間違いがあった可能性はあるものの、安倍首相はストレスをためて持病を悪化させたのではと見る。

「アメリカとの国際公約から、安保法案を絶対に通すという緊張状態に置かれていたのだと思います。支持率が下がったことや、過密スケジュールも影響したのでしょう。強い薬の副作用から感情の起伏が激しくなって、官邸でも怒りやすくなっていると聞いています。総理が、民主党の辻元清美議員に早く質問するようヤジを飛ばしたのも、そのせいだともされていますよ」

   健康不安説が流れたのは、マスコミからではないかと浅川さんは言う。

「番記者から情報が出ており、文春もそのルートからと聞いています。総理とマスコミとの関係は、必ずしも良好ではなく、マスコミも総理を快く思っていないようです」

   9月の自民党総裁選では、石破茂地方創生相らは出馬せず安倍首相が無投票で再選される見通しが報じられており、浅川さんは、すでに改造内閣・党役員人事に関心が移っていて、党内から情報が出た可能性は低いとしている。

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