既婚者向け「不倫サイト」、会員の90%以上は男性だった これでは出会いの確率は低い?

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出会い系サイトのサクラをめぐる事件は絶えず

   運営側もサイトに、

「メンバーに対する事前審査や保証は行っていません。常に身の安全にはご注意の上、よく考えて行動して下さい」
「メンバーについて審査をしていませんので、プロフィールについては認証を与えてはいません。なりすまし犯罪をする人は出会い係(原文ママ)プロフィールを偽装することも考えられます」

と明記するなど、本人確認をしていないと利用者に知らせている。アシュレイ・マディソンのこうした仕組みについて婚活ライター・古田ラジオさんは13年7月24日の「BLOGOS」に寄せた記事で、「女性のアカウントがネカマ(編注:ネットで男性が女性を演じる行為)だろうが、詐欺師だろうが全くお構いなし」と指摘した。

   アシュレイ・マディソンが意識的に「サクラ」を入れているかどうかは分からないが、出会い系サイトではサクラをめぐる事件がこれまで度々報じられてきた。15年5月には、全会員270万人のうち女性が1人しかいない出会い系サイトが摘発された。男性会員とメッセージのやり取りをしていたのは約30人いたアルバイトの男性、というサクラだらけのサイトだった。

   13年1月にも、男女になりすましたアルバイト従業員が利用者から料金をだまし取ったとして、12万人の会員を持つ出会い系サイト運営会社社長と元従業員らが詐欺容疑で逮捕されている。

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