東京株式市場は2015年8月21日午前、日経平均株価が前日からの中国・上海指数の一段安や欧米市場の急落などを受けて全面安の展開となり、2万円の大台を割り込んだ。一時、前日比477円76銭(2.38%)安の1万9555円52銭を付けた。
取引時間中としては7月13日以来、約1か月ぶりの2万円割れ。世界経済の減速懸念が広がって、世界同時株安の様相となっている。
一方、21日の東京外国為替市場は世界経済の先行き不透明感から米国の利上げ観測が後退したことから、ドルを売って円を買う動きが広がり、円相場は1ドル=123円20銭付近まで値を下げ、約1か月ぶりの水準まで円高が進行した。
これを受けて、自動車や電機などの輸出関連株が売られている。
21日の東京株式市場は4日続けて大幅に続落。日経平均株価の終値は、前日比597円69銭安の1万9435円83銭で引けた。下げ幅は15年に入って2番目に大きかった。