タイ料理やベトナム料理が好きな人にとって「パクチー」は欠かせない。最近ではパクチー愛好家を表す「パクチスト」なる言葉が登場し、都内に専門店が続々オープンするなどブームが起きている。
だが、そんなパクチストたちがショックを受けかねない衝撃的な事実が2015年8月18日放送の「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)で明かされた。
成分が「非常に似ている」
番組には、パクチーが大好物だという音楽ユニット「Every Little Thing」の持田香織さん(37)が出演した。持田さんのパクチー愛は相当なもののようで、薬味としてではなく「サラダにして食べたいくらい」という。タイ・バンコクを訪れた際には、パクチー料理がたくさん食べられるため嬉しくてしょうがなかったそうだ。
ところがその後、内科医の大竹真一郎氏の口から「知らなきゃよかった」事実が明らかにされた。なんとパクチーの匂いは「カメムシの匂いと同じ成分」だというのだ。
大竹氏の解説によると、どちらにもヘキセナールやデセナールという匂い成分が含まれているという。厳密に言えば成分が全く同じということではなく「非常に似ている」ということのようだが、持田さんは口をぽかんと開けたままショックを隠せない様子だった。
もっとも、パクチーの匂いがカメムシの匂いに似ている...という話はかねてからあるもので、日本には「カメムシソウ」という別名まである。「カメムシの匂いにしか感じられない!」というのは、パクチー嫌いの人々がもっぱら主張してきたところだ。ほかに南京虫の匂い、加齢臭という指摘もある。
一方でパクチー好きの人々は「この青臭さがたまらないのに!」「独特の清涼感がクセになる」とその魅力を語り反論してきたのだが、大竹氏の指摘により、印象だけでなく実際にカメムシと「そっくり」であることが裏付けられてしまった。