東芝は、2015年9月に発足する新体制で、社外取締役を現在の4人から7人に増やす。8月18日に発表した。4人の社内取締役との合計11人で構成し、取締役の過半数を社外から起用する体制にする。室町正志会長兼社長は、社長職を続投する。新体制を早急に立ち上げ、不適切会計の再発防止と信頼回復に全力をあげる。
社外取締役には、三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光氏、アサヒグループホールディングス相談役の池田弘一氏、資生堂相談役の前田新造氏、元最高裁判事の古田佑紀弁護士、公認会計士の野田晃子氏と佐藤良二氏を起用する。現在4人いる社外取締役のうち伊丹敬之氏(東京理科大教授)は留任。島内憲、谷野作太郎、斎藤聖美の3氏は退任する。
また、経営をチェックする監査委員会、指名委員会、報酬委員会ではそれぞれ4~5人置く委員の全員を社外にする方針だ。