東京理科大は16年度から大学院博士課程に入学した学生の授業料などを、実質無料にする方針を決めた。2015年8月19日、朝日新聞電子版が報じた。
報道によると、博士課程在籍で必要な費用は、初年度の入学金30万円のほか、毎年かかる施設設備費18万円と授業料約80万円。16年度からは、入学金と施設設備費が免除され、授業料分も返済不要の奨学金として給付する予定だ。
同時に学生の雇用も進める。博士課程の学生のうち3割程度を「リサーチアシスタント」として雇い、年105万円を払う。
大学側はこれらの施策を通じ、5年で約40億円の支出増を見込んでいるという。