富士フイルムは2015年8月17日、化粧品通販大手ディーエイチシー(DHC)の販売する「アスタキサンチンシリーズ」の2製品に特許権侵害があるとして、製造、販売の差し止めや損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。
訴訟の対象となっているのは「DHCアスタキサンチン ジェル」と「DHCアスタキサンチン ローション」。富士フイルムは、強い抗酸化作用を持つ自然由来の成分「アスタキサンチン」を安定して化粧品に配合する技術が侵害された、と主張している。
富士フイルムは14年9月にも当該製品の製造販売の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請したが、決着していない。
DHCは18日昼現在、当件についてコメントしていない。