4~6月のGDP、年率1.6%減 個人消費や中国向け輸出が落ち込む

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   内閣府が2015年8月17日に発表した4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.4%減、年率換算では1.6%減となり、3四半期ぶりのマイナスとなった。GDPの6割を占める個人消費と中国向けの輸出の不振などが足を引っ張った。

   4~6月期の個人消費は0.8%減と、消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動減が出た2014年4~6月期以来1年ぶりのマイナスとなった。家庭用の電化製品や携帯電話の販売が減ったほか、軽自動車税の引き上げに伴う自動車販売の減少、円安などを背景とした食料品の値上げが続いたことがマイナスの要因。6月の天候不順の影響で衣料品の販売が落ち込んだこともある。

   また、輸出も中国などアジア諸国を中心に落ち込み、輸出から輸入を差し引いた「外需」はマイナス0.3%だった。設備投資は0.1%減で3四半期ぶりのマイナス。一方、住宅投資は1.9%増と、2四半期連続のプラスとなった。

   景気の実感に近いとされる名目GDPは0.02%増で、年率換算で0.1%増となった。

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