「先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
村山談話の文言「ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と比べると、自らの言葉で「お詫び」に直接言及することは避けた形だ。
これに加え、
「私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」
と断りながらも
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
とも主張。謝罪を「打ち止め」にする意向をにじませた。
結びには、
「『積極的平和主義』の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります」
と、安倍首相の持論も盛り込まれた。