今年も女性週刊誌「anan」(マガジンハウス)のセックス特集の季節がやってきた。1989年から続く夏の名物企画で、今回も2015年8月7日に発売されるやいなや、さっそく反響を呼んでいる。
見どころはなんといっても表紙・グラビアページを飾った「Kis-My-Ft2」玉森裕太さん(25)のセクシーな肉体美なのだが、お楽しみポイントはそれだけではない。ネット上では、ある1ページが注目を集めている。
「鬼頭の一つ目小僧」「アヌスの細道」とは...
「昂めあうSEXテクニック」という特集中には、なんと男性器を「チャペル」に見たてて愛撫法を解説するという前代未聞の内容が盛り込まれているのだ。
「ここからは、カレの愛しいペニスを"チャペル"に見立ててその愛撫法を伝授」――。大きく描かれたキャラクター風の男性器は自らを「Hello I'm Chapel」と紹介しており、頂上からは白い鳩が飛び立っている。
各部位には「鬼頭の一つ目小僧」(外尿道口)、「愛の吊り橋」(包皮小帯)、「チャペルの軒下」(鬼頭冠)、「樹木ヴァージンロード」(陰茎縫線)「アヌスの細道」(会陰部)といった「キュートな呼び名」が与えられ(括弧内はJ-CAST編集部注)、これらの名称を使いながら具体的なレクチャーを試みているのだが、
「チャペルの屋根や軒下、愛の果実まで確かめるように刺激して。樹木のヴァージンロードを軽くスキップしながら、ゆっくりと睾丸袋、そしてアヌスの細道へ...」
「桃の割れ目側は動かさず、親指を鬼頭の一つ目小僧へ向けて優しく上下すれば、軒下で雨宿りができるほど立派な屋根が張り出してくるはず」
などと、呼び名を把握していなければ何を言っているのかさっぱりだ。
「その発想はなかった」「もう無理限界やめてww」
ある意味で玉森さんのグラビア以上に衝撃的な内容に、ネット上では、
「ちょっと待ってwペニスをチャペルに見立てるとかもう無理限界やめてww」
「ペニスをチャペルに見立ててとか頭わきすぎててこわい」
「(ペニスをチャペルには見立てられ)ないです」
「長年エロコンテンツに触れてきたけどペニスをチャペルに見立てて愛撫する発想は無かった」
といった反応がいくつも寄せられている。
女性ファッション誌に掲載されたSEXにまつわる表現でいえば、2013年6月発売の「CanCam」(小学館)が性感帯や好きな体位を聞いたアンケート結果の円グラフをドーナツやマカロンなどの美味しそうなスイーツを使って表したことが話題になったが、「ペニス=チャペル」はそれを遥かに上回る斬新さだろう。
ただ、ページ下部には「渡辺ひろ乃の『女のSEX手帳』より」との注釈があり、anan編集部のオリジナルではないようだ。
同誌ではこのほかにも、読者アンケートをもとにした「みんなのSEX白書」や写真で紹介する「セックスで最高に盛り上がる瞬間」、人気作家の書き下ろし官能小説、ひとりH指南、避妊・性感染症のQ&Aなど、さまざまなコンテンツでSEXを総力特集している。
SEXネタといえば男性誌の十八番だが、「ペニスをチャペルに」をはじめとする女性誌ならではの発想や造語センスに注目したいところだ。