ミクシィの2015年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期の5.5倍となる159億円で、4~6月期として最高益となった。8月13日に発表した。スマートフォン向けの人気ゲーム「モンスターストライク」(モンスト)の利用者が増えて、売り上げが伸びた。売上高は3.9倍の500億円、営業利益は5.2倍の243億円だった。
「モンスト」を運営するエンターテインメント事業の売上高が4.7倍、セグメント利益が5.4倍になり、全体をけん引した。
モンストは画面上でモンスターを引っ張り、はじき飛ばす簡単な操作が受け、14年6月に900万人だった世界の累計利用者数が3000万人を突破した。ゲームを有利に進めるのに必要なアイテムを購入するユーザーが増えて採算が改善した。モンストを頻繁にプレーする、アクティブユーザーも順調に伸びているという。
ミクシィの森田仁基社長は記者会見で、「(モンストの)ピークについては、まだ我々も見えていない」と話した。
なお、16年3月期(通期)の業績予想は据え置いた。売上高は前期比64%増の1850億円、営業利益は52%増の800億円、純利益は58%増の520億円を見込んでいる。