マクドナルド、最悪の262億円の赤字 6月中間決算

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   日本マクドナルドホールディングスの2015年6月中間連活決算は、純損益が262億円の赤字(前年は18億円の黒字)で、2001年の上場以降、中間期では最悪の水準となった。8月12日に発表した。中間決算で最終赤字に転落したのは9年ぶり。売上高は前年同期比29.5%減の852億円で上場以来初めて1000億円を割り込み、本業のもうけを示す営業利益も182億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)に転落した。

   14年7月に仕入れ先だった中国の工場で期限切れ鶏肉の使用が発覚したことに加えて、15年1月には商品への異物混入が相次いで表面化したことが響いた。

   客離れで、既存店全体の売上高は前年同期比27.5%減となり、下げ幅は中間決算では過去最悪。7月までの既存店の売り上げは18か月連続で前年同月を下回り、来客数も27か月連続で下回っている。

   サラ・カサノバ社長は記者会見で「日本マクドナルドを取り巻く環境は依然として厳しい。ビジネスを回復させるために必要なことは何でもやる」と述べた。

   なお、15年12月期通期の最終損益の予想は、4月に発表した380億円の赤字のまま据え置いた。

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