環境省は2015年8月11日、7月の富士山登山者が7万8812人となり、前年同月に比べて21.3%に減ったと発表した。同省が7月1から31日まで、各登山道の8合目に赤外線カウンターを設置し集計した。
静岡県側の3登山道(富士宮口、御殿場口、須走口)の合計登山者数は3万2967人と前年同月に比べ20.2%減った。登山道別に見ると、富士宮口は10.2%減の1万9149人、御殿場口は12.1%減の5590人、須走口は39.7%減の8228人だった。山梨県側の吉田口も22.1%減って4万5825人となった。
各種報道によると、世界文化遺産登録から3年を経て富士登山ブームが落ち着いたことに加え、御嶽山(長野・岐阜県境)や箱根山・大涌谷(神奈川県)での相次ぐ噴火も影響している可能性があるという。