「動画の投稿があったことは把握しています」
その後、少年本人から話を聞いたという男子高校生が、女子高校生に対し、抗議のツイートを送ってきた。
この男子高校生は、少年本人からは盗撮していないと聞いたといい、「あなたは彼に事実確認をしてないのに盗撮と決めつけTwitterに載せのはおかしくないですか?」と批判した。「勝手に顔を載せるのは違法行為ですよ」と指摘し、少年に謝罪したうえで「盗撮ではなかった」とツイートするよう求めた。
抗議した理由については、「収まらないのでこのような形で言わせてもらいます」と説明していた。
両者の言い分が食い違う中で、女子高校生は8月7日になって、投稿をきっかけにフォローのリクエストがたくさん来るようになったとして、ツイッターのアカウントを削除してしまった。抗議した男子高校生もその後、ツイッターを非公開設定にした。この男子高校生が少年本人とどのような関係にあるかは、まだ不明だ。
甲子園球場内にある高校野球の大会本部では、広報担当者が取材にこう答えた。
「ネット上で、そのような動画の投稿があったことは把握しています。情報については、警察も含めて、大会運営に関わっている関係者間でも共有しています。しかし、投稿があったことしか今は分からず、観客席であったことについては、直接は存じ上げていません。本部に通報があったかも、確認が取れていないです」
甲子園での盗撮行為については、これ以外は聞いていないという。過去の大会についても、事件になったかを含めて、把握しているものはないとしている。