番号枯渇で携帯番号に「060」追加 2018年ごろに070が枯渇する可能性

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M2M通信に「020」を新専用番号として割り振りか

   また、最近は通信機能付きの電力計「スマートメー ター」や、GPS機能を使った子どもやお年寄りの見守りサービスなどの利用も急増。こうしたM2M通信にも携帯電話やPHSと同じ070が割り振られている。

   090、080、070で約2億7000万回線ある計算だが、090と080はすべて使われ、070も2015年3月末時点で残りは4420万件。M2M通信は次世代自動車への搭載などにも活用されるとの指摘もあり、今後も拡大するのは確実で「2018年ごろには070が枯渇する可能性がある」(総務省)とみている。

   そこで今は使われていない「060」を携帯電話の番号に加える、枯渇対策の検討を開始したわけだ。実現すれば、9000万回線分の余裕が見込めるという。さらに、通話回線分を携帯電話やPHSと切り離すため、M2M通信にはポケベルで使われてきた「020」を新たに専用番号として割り振ることも検討している。

   2015年7月28日までに3回の会合が開かれたが、総務省は「需要見込みもあるが、番号を増やさない方法としてケタ数を現在の11ケタから12ケタに増やして対応することも考えている」とも話す。

   情報通信審議会は15年内をめどに対策案をまとめ、総務省が2016年度にも省令を改正する考えだ。

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