輸入車が売れている。日本自動車輸入組合が2015年8月6日に発表した7月の輸入車(外国メーカー車のみ)の国内販売台数は、前年同月に比べて11.6%増の2万607台で、4か月連続で前年実績を上回った。7月に2万台を超えるのは13年ぶり。
ブランド別では、メルセデス・ベンツが13.3%増の4373台で首位。5か月連続でトップを守った。2位はフォルクスワーゲン(VW)で0.3%増の4199台。BMWが15.7%増の3130台と続いた。
輸入組合は「品ぞろえの強化が販売台数の底上げにつながっている」とみている。燃料費の安い、クリーンディーゼル車の投入が奏功し、外国メーカー車に占めるディーゼルエンジン車の比率は10.2%と過去最高を更新した。
なお、日本メーカーを含む、7月の輸入車販売台数は前年同月比5.4%増の2万4441台。日本メーカーの海外生産車は18.9%減の3834台と4か月ぶりのマイナスとなった。