出口が見えない状況
一方、日産自動車の4~6月期連結決算も、純利益が前年同期比36.3%増の1528億円と過去最高を記録した。収益を押し上げたのはやはり北米だ。国内の販売台数は10.0%減の12万台だったが、北米は8.9%増の48万6000台と過去最高。景気回復する欧州でも10.7%増の18万9000台を販売した。
ホンダと日産の1~6月の国内生産と輸出を比較すると、両社の違いが鮮明になる。日産は国内生産がさほど減っておらず、前年同期比0.6%減の45万4690台で、輸出は21.7%増の26万5981台だった。現地生産を徹底しているホンダ(ホンダの輸出は半年で1万1969台のみ)の国内生産が国内市場の低迷を受けて35.7%減ったのとは対照的。日産は欧州向けのSUV「エクストレイル」などが好調で、輸出が国内市場の低迷をある程度カバーした格好だ。
しかしいずれにしても、国内市場の低迷は出口が見えない状況だ。8月3日に発表された、7月の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比7.6%減の42万5093台と7か月連続で前年を割った。特に4月に増税のあった軽自動車は18.1%減の14万2854台で、減少幅の大きい状況が続いている。トヨタが新型プリウスを投入するなど、今秋以降に市場を盛り上げそうな話題はあるが、厳しい局面が続きそうだ。