化粧品、爆買いで好決算 資生堂の営業利益10倍、コーセーも過去最高

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   中国人観光客らによる化粧品の「爆買い」が、資生堂やコーセーの2015年4~6月期(第1四半期)の業績を押し上げた。4~6月期の売上高は、いずれも過去最高を更新した。

   資生堂が7月31日に発表した4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比20.2%増の2023億円、営業利益は約10倍の130億円に増えた。空港の免税店や子会社の「ザ・ギンザ」のインバウンド需要の高まりが売り上げを支えた。なかでも、「クレ・ド・ポー ボーテ」など高価格帯の化粧品が売れた。

   コーセーの売上高は27.5%増の564億円、営業利益も過去最高の85億円だった。買収したタルト社の業績に加えて、インバウンド需要が押し上げた。「雪肌精」ブランドの化粧水などの販売が好調だった。

   コーセーは「爆買い」効果が今後もしばらく続くとみており、2016年3月期連結決算では過去最高の売上高、営業利益を見込んでいる。

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