「浪速のエリカ様」こと衆院議員の上西小百合氏(32)のフォト自叙伝発売が早くも話題を集めている。自らの半生について語ったほか、胸元が大きく開いたワンピース姿の大胆なショットも掲載。出版社によるとすでに予約が殺到し、重版も検討しているという。
一方で現役国会議員がきわどい姿を披露することに抵抗がある人もいて、「議員活動に専念して」など、発売そのものに否定的な意見もある。
地元大阪では若い女性からの予約も
フォト自叙伝「小百合」は2015年8月18日、双葉社から発売。胸元が大きく開いたワンピース姿だったり、着衣のままプールにつかったり、少々きわどい写真が多数掲載。スポーツ紙などには「セクシー撮影」「セクシーフォト自叙伝」という文字が躍った。
自身の半生を振り返り、過去の恋愛経験や結婚観から、国会議員とカネの問題など「永田町の真実」まで、さまざまなことも語られている。15年3月の衆院本会議を欠席し、維新の党を除名された騒動についても言及しているという。
発行元の双葉社渡辺拓滋編集局部長によると、現時点での初版の発行部数は未定だが、すでに問い合わせが殺到するなど反響は大きく、重版を検討している。
中でも上西氏の地元・大阪の書店からの注文が多い。「浪速のエリカ様」とまで言われたルックスから50、60代男性からの予約が中心だが、女子高生や女子大生など若い女性からの注文も少なくない。OL出身で地盤やコネがないなか、国会議員になった彼女の生きざまに興味を持った女性が多いのではないか、という。
出版のオファーは騒動があった3月以前に行われた。「しっかり本音を語ってくれる政治家。永田町の真実を語ってもらいたいとオファーした」(渡辺氏)という。
写真については「レッテル貼りされた騒動は事実無根。新しい旅立ちとして素顔の自分を見てもらいたい」という本人の思いも込められているそうだ。