政権存続危うくする「安倍チルドレン」 礒崎氏以外も暴言繰り返し、次々炎上

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憲法の3原則は「日本精神を破壊するものであり、大きな問題を孕んだ思想」

   ただ、大西氏は問題発言の「常習犯」でもある。15年6月には、党内の勉強会で、

「マスコミを懲らしめるには 広告料収入がなくなるのが一番いい」

と発言し、2度にわたって厳重注意を受けたばかり。14年7月には、衆院総務委員会で少子化問題に関する質問していた日本維新の会(当時)の上西小百合議員に対して、

「早く結婚して子供を産まないとダメだぞ」

とヤジを飛ばし、後に謝罪に追い込まれた。大西氏がさらに失言を重ねた場合、執行部としても何らかの対応を迫られる可能性がある。

   もうひとつが、武藤貴也衆院議員のネット上での発言だ。武藤氏は、安保法案に反対するデモを行っている団体「シールズ」(SEALDs)について、7月31日にツイッターで

「彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」

と書き込んだ。与党議員がこれほど直接的にデモを批判することは珍しく、ほどなくツイッターは炎上状態になった。これを受け、武藤氏はフェイスブックで、

「他国が侵略してきた時は、嫌でも自国を守るために戦わなければならないし、また世界中の各国が平和を願い努力している現代において、日本だけがそれにかかわらない利己的態度をとり続けることは、地球上に存在する国家としての責任放棄に他ならない」

などと1700字以上にわたって釈明したが、まだ「鎮火」したとは言えないようだ。ほどなく、最近のブログの書き込みが問題視されたからだ。7月23日付の記事では、憲法の「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」の「3原則」をやり玉に挙げ、

「戦後の日本はこの三大原理を疑うことなく『至高のもの』として崇めてきた」
「私はこの三つとも日本精神を破壊するものであり、大きな問題を孕んだ思想だと考えている」

と持論を展開した。憲法の根本部分を否定するともとれる主張で、さらに与野党から批判を受けることにもなりかねない。

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