仮想通貨・ビットコインの取引所「マウントゴックス」で、大量のコインが消失した問題をめぐり、警視庁は2015年8月1日、運営会社社長のマルク・カルプレス容疑者(30)を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕した。2013年2月中旬、社内のシステムを不正に操作し、自らの預金残高などを水増しした疑いが持たれている。
マウントゴックスでは2014年2月、管理していた85万ビットコイン(当時のレートで約430億円相当)がサイバー攻撃によって消滅したと発表し、民事再生法の適用を申請していた。警視庁では一連の水増しとともに、この大量消失との関連を捜査している。
カルプレス容疑者は容疑を否認している、という。