仲間とワイワイガヤガヤ食べる
そもそも山形県といえば、そばどころ。山形市内でもおそば屋でラーメンを出している店が少なくない。メニューには「おそば」と「丼ぶり」に加えて、「ラーメン」が並んでいて、醤油スープに中華麺が入った、ラーメンではなく「中華そば」として供されているという。
「最近は専門店(ラーメン店)が増えていますし、食べに行くことが多いようですが、昔は家庭で出前をとってラーメンを食べることもあったようですよ」と話す。
インターネットには、
「やっぱり山形といえば、冷やしラーメン!うまいよな」
「蕎麦屋でラーメンは生活に深く浸透している」
「赤湯に住んでる。俺もこっちの出身じゃないけどラーメンのうまさには驚いたよ」
「中華そば、週3回かな。欠かせないwww」
などの、「おいしい」「好き」といった声が寄せられている。
ところで、山形で思い出されるグルメといえば、「芋煮」だろう。里芋やネギ、こんにゃく、肉などを入れて煮込んだ郷土料理。秋には、家族や友人が集まり河原でかまどをつくって鍋を囲む、「芋煮会」が開かれる。
スーパーなどでは芋煮会セットを貸し出しているほど。山形県の広報担当者は「家庭でもつくりますが、学校や職場などの仲間が河原でワイワイガヤガヤと食べることが多いですね」と話す。
ちなみに、山形県はこんにゃくの消費量も日本一。
2015年9月には、山形市馬見ヶ崎河川敷で「第27回 芋煮会フェスティバル」が開かれる。直径6メートルの「日本一」の大鍋で、重機を使って調理。3万食を用意する。
山形県を訪れた旅行客を対象に、楽天トラベルが行った「山形県を旅した人が選ぶ!山形県・旅めしランキング」調査によると、「芋煮」は242票を集めて堂々の第1位だった。
山形県民にとっては、どちらも捨てがたいようだ。