フジロック3日間で5人とSEXした――ある女性の告白がネット上で話題を集めている。夏は人気アーティスト、バンドの出演する音楽フェスが目白押しだ。
テントを張って会場に宿泊する参加者が多いフェスもあり、ネット上では以前からこうした場が「出会いに最適」などと噂されていた。女性の告白は噂を地で行く体験談とも言えるが、反応は「羨ましい」「音楽を聴きにこい」と賛否両論だ。
「テントでSEXして...いい夏の思い出になりました」
2015年のフジロックフェスティバルは7月24日から26日まで、例年通り苗場スキー場(新潟県)で開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。会場周辺は緑豊かな大自然の中にあり、テントを張って宿泊する参加者も多い。森林浴やキャンプなど、演奏以外の楽しみ方も用意されているのが特長だ。
フジロックフェスは1日券から購入でき、ツイートによると女性は25日には会場入りしていたらしく、お気に入りの出演アーティストの演奏風景や、会場から見える青空、会場近くの川で参加者が水浴びをする様子を写真で投稿している。
しかし、最終日の26日、
「お酒飲みまくって、はしゃぎまくって、食べまくって、ナンパされてテントでSEXして... いい夏の思い出になりました。笑」
「てかフジロック3日間で5人とSEXって、私ビッチみたいですね。。。 フェスティバルだから許してください。笑」」
とフェス中に性行為をしていたと突然告白。
これに
「羨ましいです!!本当に!!」
「かっこいいと思います」
という肯定的な意見だけでなく
「自分が楽しむことばかりでなく周りを見て欲しい」
「わざわざすべきことではございません」
と否定的な意見も集まり、賛否両論の議論となった。その他「音楽ききにこいよ」といった批判も見られ、フェスは純粋に音楽を楽しむ空間だという認識も一定数に共有されているようだ。
だが、女性はこうした意見にツイッターで「私も純粋に音楽を楽しみに行ったわけで、たまたまそこにSEXが加わっただけ」と反論、コラムニストの能町みね子さんも27日、「基本的に音楽と酒とナンパとセックスを楽しむものだと思ってる」と女性を擁護したとも取れる意見をツイートした。こうしたやり取りがまとめサイトなどに転載され、SNSや掲示板で話題を呼んでいる。
運営側「参加者の自己管理にお任せしています」
同年代の人が多数訪れる音楽フェスは「出会いの場」に最適で、男女は初対面でもライブの一体感や音楽の趣味を通じて親密な関係に発展できる。そんな趣旨の噂は以前からネット上に流れていた。マイナビウーマンも15年7月1日に「実は出会いの穴場!? 実録・夏フェスでの恋物語」というタイトルの記事を公開し、他メディアも同様の趣旨の記事を配信している。性行為に至らないまでも、ナンパや、恋人との出会いにまつわる体験談はネット上に多く見られる。
フェスの運営側は参加者同士のナンパや性行為についてどのような認識を持っているのか。フジロックフェスティバルを運営するスマッシュ(東京都港区)はJ-CASTニュースの取材に対し、「(禁止と)明記しているわけでなく、参加者の皆様の自己管理にお任せしています」と答えた。大きなトラブルに繋がったという事例は、今まで運営側には届いていない。
ただ、会場にはスタッフが常駐する女性専用の宿泊スペースも用意されており、会場全体でも犯罪につながる行為や他の参加者に迷惑が及ぶ行為を見つけた場合はスタッフが対応する、と話している。