数か月前に交通事故で亡くなった恋人からなぜかLINEメッセージが送られてきた――そんな不思議な話が話題を呼んでいる。
明かしたのは、20歳の女子大学生。「感動しました」「怖い」と寄せられた感想はさまざまだ。管理者不在のアカウントが勝手に人のメッセージを見たり、メッセージを送ったりする不思議な「現象」について、LINEは「そのような仕様はない」としている。
「自分に伝えたいこといっぱいあるのが伝わってくる!」
女子大学生のツイートによると、事故が起こったのはゴールデンウィーク真っただ中の2015年5月3日。恋人の男子大学生と、神戸観光を楽しんだ帰りだった。事故は当時のマスコミ報道でも伝えられている。それらをまとめると3日午後10時ごろ、京都市伏見区の名神高速道路上り線を走っていた男子大学生の運転する車がガードレールに衝突。男子大学生は搬送先の病院で死亡、助手席に乗っていた女子大学生も足を骨折する重傷を負った。
女子大学生は、3日以降止めていたツイートを8日に再開。恋人が交通事故で亡くなり、自分も京都市内の病院へ入院したとフォロワーに報告した。同時に恋人と撮影したという最後の写真も投稿している。
自身のLINEアカウントで「不思議な出来事」が起こったのは、その数週間後。29日に「事故以降、恋人のアカウントに毎日送り続けていたLINEメッセージに突然『既読』表示が付いた」。そして7月4日、「恋人のアカウントから『返信』があった」とツイッターで明かし、トーク画面のスクリーンショットを掲載した。
スクリーンショットからは「今日から大学に再び通い始めた」という主旨のメッセージに「既読」表示が付き、恋人のものとされるアカウントから「わなわわわわ...(以下略)」などという記号が混じった意味不明の長い文字列が投稿されているのが確認できる。ツイートは29日20時現在、すでに11000回以上もリツイート(拡散)され、注目を集めている。
恋人から送られたとされるメッセージの意味は読み取れないが、女子大学生はその後のツイートで「(恋人が)自分に伝えたいこといっぱいあるのが伝わってくる!(恋人が) 喜んでくれてる」と感想を述べた。