ロッテホールディングス(HD)は2015年7月28日に開いた取締役会で、創業者の重光武雄会長(92)が代表権を外れ、名誉会長に退く人事を決めたと発表した。
ロッテは長男の宏之氏(61)と次男の昭夫氏(60)による分業体制が続いていたが、15年1月に副会長だった宏之氏を解任。7月には副会長の昭夫氏に代表権を与えていた。
各紙の報道によると、宏之氏は7月27日に武雄氏を韓国から連れ出して東京・新宿の本社を訪れ、昭夫氏を解任すると主張したが、昭夫氏が主導する取締役会はその効力を認めず、「再発防止のため」として武雄氏から代表権を外す人事を決めた。