大阪維新の会公認の大阪市議、伊藤良夏(よしか)氏(35)がトヨタの高級車「レクサス」の購入費用の一部に政務活動費80万円あまりを充てていた。すでに返金し、謝罪している。
この議員、実はパリコレモデルの経験や、テレビCMにも出演していた過去があり、当選時には「美人すぎる市議」などともてはやされていた。
すでに政活費80万円は返金しているが・・・
伊藤氏の収支報告書では、自動車リース費用として2012年4月から14年3月までの各月、政務活動費3万5000円が計上されていた。
しかしこの自動車はトヨタの高級車「レクサス」で、リースではなく購入されていたものだった。大阪市議会の事務局によると、リース費用に政活費の計上は認められているが、購入は資産形成にあたるため認められない。市議会の「手引き」にも明記されている。
伊藤氏は2015年7月27日にブログを更新し、「私の確認不足、勉強不足から処理が適切でないという事態をまねいてしまいました」と謝罪した。
ブログや各紙によると、過去の経費について再調査した際に割賦販売契約だったことが判明したという。契約を任せていた母親がリースだと誤認していたためと釈明した。
支払われた政活費はすでに返金し、市議会の事務局も7月24日に受け取ったと認めている。
ただ、政務に使うためとはいえ、わざわざ500万円以上もする高級車レクサスを購入した理由は分からない。伊藤氏の政務事務所に何度か電話したが、応答はなかった。毎日放送によると、体調不良を理由に会見は開かないという。