「高校野球は神聖なもの、という思い込みがある」
報道が事実であれば、なぜ注意する必要があるのか。埼玉県高野連に取材したところ、「担当者が一日中いない」とのことで話を聞けなかった。
では、専門家は「ヌンチャク代打」をどう見るのか。スポーツジャーナリストの菅谷齊さんは「審判が選手に注意をしていないので、強ち悪いとも言えません」と語る。審判が注意をしなかった理由を「行為自体が相手チームを侮辱している、となれば話は別ですが、打つ前の準備と認めていたということでしょう」と分析した。
そして「こうしたパフォーマンスにどう対処するか、高野連は次回の課題にするのではないでしょうか。今大会でこれに関し何らかの通達が出される可能性もあります」と予測する。
「ヌンチャク代打」に多くの批判が寄せられた背景については「高校野球は神聖なもの、という思い込みがあるのではないでしょうか」と指摘した。