熱中症だと思ったら実は「脳卒中」 症状が似ている「猛暑の罠」に注意

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脳卒中が疑われたら直ちに119番に電話を

   熱中症も頭痛や悪心・嘔吐、めまいや一時的な失神などが起こる。初期症状は脳卒中とよく似ているのだ。また、脳卒中は冬に起こりやすいというイメージがあるが、実は夏に発症することが多く、特に脳梗塞は夏に起こりやすい。夏は汗をかくため体内の水分が不足し脱水状態になりやすく、そうなると血流が悪くなり血のかたまりの血栓ができやすくなるというのが要因だ。

   また、クモ膜下出血は出血が少ない場合は一時回復したように感じるが、また血管が破れ、死に至ることがある。国立循環器病研究センターでは、脳卒中が発症したら3~6時間以内に初期治療を受けることが鉄則であり、かかりつけの医師とすぐに連絡がつかない場合は直ちに119番に電話し救急車を呼ぶよう呼びかけている。また、予防策として塩分や糖分、脂肪を取り過ぎないようにすることと、喫煙や酒の飲み過ぎ、運動不足、過剰なストレスを受けない生活をするようアドバイスしている。

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