村山富市元首相が2015年7月23日に都内で会見し、安倍政権が今国会で成立を目指す安保関連法案について「一方的に危機を起こしている」などと批判した。これに対し、菅義偉官房長官が7月24日夕方の会見で、「全く当たらない」と発言に強く反論した。
菅氏は、民主党が下野して政権が自民党に移った2012年時点では「きわめて日中間には断裂があったのではないか」と指摘。その上で、
「安倍総理が昨年(2014年)のAPECで首脳会談を行い、そこからどんどん日中関係が改善しているのではないか。現に、外国人旅行客の数は倍以上になっている」
などと主張した。
村山氏は7月29日に東京・有楽町の日本外国特派員協会でも会見予定。