以前は「ほっしゃん。」の芸名で親しまれていたお笑い芸人の星田英利さんが、所属事務所「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」(吉本興業)に対するツイッター上の書き込みに腹を立てている。
星田さんのツイッターへの返信の中で、「在日吉本」と表記したネットユーザーがおり、これに対し、法的措置を取る構えを見せている。一方で、星田さんの対応を批判するつぶやきもあり、注目を集めている。
「会社が動いたらマジで逃げれへんよ」
きっかけとなったのは、星田さんが2015年6月19日、ツイッターに投稿したこんなつぶやきだった。
「国のリーダーならば何のごまかしもなく、『遥かに危険度は増す。死ぬかもしれん。でも、国のために、国民のために、皆さんの貴重な命をかけてくれ!』って頭を下げるのが現場の方々に対する最低限の 礼儀やと思う」
何に言及したのか明らかにしていないものの、当時衆議院で審議の進んでいた安保法案に関するものと思われる。
それからおよそ1か月後の7月22日、以前の投稿に対し、「危険度は増さない。安全策の為の法案だ。在日吉本が嘘で若い人々を先導するな!!」と批判的な返信を寄せるツイッターユーザーが現れた。
「在日吉本」が何を意味するか説明はないが、文脈などから、星田さんの所属する吉本興業が在日韓国(朝鮮)人と強い関係があるといった趣旨を、根拠を示さずに書いた内容のようだ。
星田さんは返信があった10分後に素早く反応。「在日吉本って?真面目に言うとる?マネージャー経由で弁護士に連絡したよ。よろしく」と法的措置をちらつかせた。
前述のユーザーに「それは言論封殺の恐喝のつもりか?」と返されると、「あんたが事実無根の難癖つけてきてんねんやろ」「会社が動いたらマジで逃げれへんよ」「とことん目の前でツブすで」などと、闘う構えを見せた。