神奈川県箱根町は2015年7月22日、大涌谷周辺(箱根山)の火山活動による観光業への影響調査の結果を発表した。
調査は2日から21日にかけて、宿泊、飲食、物産、観光施設、交通の5業種を対象に実施。その結果、5月の宿泊客は前年同期比21.4%減、6月は37.4%減となった。また、観光のトップシーズンである8月の宿泊予約人数は7月1日時点で前年同期比46.3%減になっている。
飲食業の売上高は5月が36.1減、6月が38.8%減。土産物店などの物産業は5月が35.1%減、6月が40.8%減だった。
なお今回の調査では、6月30日に噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられた影響を十分に反映されていないとして、箱根町は引き続き調査する方針だと報じられている。