アップル「業績好調」に潜む不安材料 伸び悩むiPhone、アップルウォッチ不振?

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アップルウォッチの販売台数は「無言」貫く

   今回は、アップルウォッチが発売されてから初めての四半期決算となった。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はアップルウォッチについて「素晴らしいスタートを切った」とコメントしたが、決算発表では具体的な販売台数は明かさなかった。iPhone6と6プラスの発売後には、「発売3日で販売台数が1000万台突破」とアップル自らアピールしていたのに比べると、アップルウォッチについては今も無言を貫いているのは少々不思議にも思える。

   ロイター通信は7月22日付記事で、アップルウォッチの販売台数は「アナリスト予想である200万―300万台の下限だった」というアナリストの試算を紹介。7月19日付の米経済誌「フォーチュン」電子版は、アナリスト27人による販売台数予想を掲載。平均では407万台となった。

   アップルウォッチに限らず、腕時計型の「ウェアラブル端末」は、スマートフォンに比べると現時点では爆発的にヒットしているとは言えない。発売からまだ3か月程度のアップルウォッチは、もうしばらく様子を見る必要がありそうだが、足踏み状態が続くと先行きは厳しくなるだろう。

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