維新、修正協議は歓迎しても「違憲立法の成立に協力できない」
一方の維新側は、修正協議そのものについては歓迎姿勢だが、「歩み寄り」とまではいかないようだ。柿沢未途幹事長は7月21日の会見で、
「もし仮に話があれば真摯に向き合っていきたいと思うし、我々の考え方、独自案の内容がベストだと強く思っているので、その受け入れを迫っていくというスタンスに変わりはない」
「違憲立法の成立に協力することはできない。これは明確。この基本線は守って協議に臨んでいく」
と述べ、維新側の対案を協議で修正することには否定的だ。
ただ、野党間の足並みはバラバラだ。柿沢氏は7月19日にフジテレビで放送された「新報道2001」に出演した時の様子をツイッターで、
「安保法制の討論、最後は『民主党も対案出したら』の大合唱というか包囲網に。細野政調会長が『維新のような小さい政党が出しても真剣に相手にされない』と言うので、カチンと来て『何で細野さんがここで私を敵に回すのか分からない』と応答。本心は出したいだろうに」
などと振り返り、民主党を皮肉った。