歌舞伎町「ぼったくりキャバクラ」になぜ10万円以上払ってしまうのか 朝日やポストの記者も結局やられたカラクリ

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今年1~4月だけで相談件数1000件超

   2人の記者は、入店前からぼったくりには「決して応じない」と覚悟を決めていたことは共通している。しかし、別室に連れていかれコワモテの男性スタッフに帰らせてもらえず、根負けする形で支払ってしまった。

   実際に歌舞伎町でのぼったくり被害は急増している。新宿署のまとめでは、ぼったくりをめぐる警察への相談件数は、14年1年間で673件だったが、15年1~4月の4か月だけで1052件に上る。毎月、増加する一方で4月だけで341件もあった。

   警視庁は摘発を強化している。しかし3月には1時間5000円と言いながら約3時間で男性客2人に110万円を請求したり、6月にも50分5000円で勧誘しておいて1時間後に約20万円を支払わせたりする「事件」が相次いでいる。

   こうした事態に対し、東京弁護士会は15年6月に相談窓口「ぼったくり被害110番」を立ち上げた。トラブルがあった際、歌舞伎町交番周辺で待機する弁護士を呼ぶことができる仕組みだ。サイトではぼったくり被害にあわないために「客引きは違法!ついていかない、信じない!」「入店時に料金を必ず確認する!」と呼びかけている。

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