着ぐるみの中は湿度が急上昇
船橋市の非公認ご当地キャラ、ふなっしーは2015年7月20日、大阪でイベントに出演。暑くなる季節を迎え、「15~30分で1回、梨の妖精界に戻らないとドライフルーツになるなっし」と話したと東京スポーツが報じた。
日本気象協会によると、着ぐるみで熱中症が起きるのは、温度よりも湿度が高くなることが影響しているという。同会が14年夏、イベントでの「着ぐるみの中の人」の温度環境について調査したところ、当日の気温と着ぐるみ内の温度に大きく違いはなかったが、活動前と後では着ぐるみ内の湿度が急上昇した。湿度が高いと体温調節がうまく機能せず、熱中症になりやすい。
ただ、湿度対策を取るにしても、着ぐるみの形状やキャラクターが激しく動く場合は、対応が難しい場合もある。熱中症対策の基本はこまめな休憩と水分補給になりそうだ。