反対デモで政権側と分かり合えたことは「1回もない」
一方、反対デモに疑問を投げかける著名人もいる。
19日放送のラジオ番組で瀬戸内寂聴さんと対談したお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんは、デモの有効性に対する釈然としない思いを語った。
瀬戸内さんが6月に病み上がりの体をおして国会周辺で行われた反対集会に参加したことが話題に上ると、太田さんは、過去に行われた反対デモで政権側と分かり合えたことは「1回もない」と指摘。その上で
「今までと同じやり方で、国会前でシュプレヒコールをやって...というのはもう通用しないんじゃないか」「むしろ同じ席に行って話す方が効果があるんじゃないかなと、もどかしさを感じる」
と見解を述べた。
デモ参加者に対する冷めた見方もある。元ライブドア社長の堀江貴文さんは21日、
「安保デモとかに参加してる奴らってアポロが月に行ってないとか本気で信じてるような奴らだよな。。」
と、デモ参加者たちの姿を「アポロ陰謀論信者」に重ねて表現した。堀江さんは、集団的自衛権行使容認の閣議決定に対する反対デモが行われた14年6月にも「首相官邸前に今集まってる人って暇なん?楽しいことないん?笑」「デモより立候補のほうが実効性あるで笑」などとつぶやき、参加者らを暗に批判していた。