任天堂が開発中とされるスマートフォンの完成画像がネット上に「流出」していると話題になっている。
任天堂広報は「ネット上の個別の話題についてはお答えしていない」と無視しているが、スマホ用ゲーム大手のDeNAとの業務提携など任天堂には「ひょっとしたら」と思わせる要素がいくつもあり、この「ゲームボーイ」に似たデザインのスマホを「絶対に買いたい!」などと盛り上がっている。
「マジでこんなん出たら売れるだろうな」
「流出」が騒がれているスマホの名称は「Nintendo Smart Boy Concept」というそうだ。2015年7月20日頃からアメリカ、ヨーロッパ、そして日本で話題になった。一見普通のスマホのようだがデザインは1989年4月21日に発売された初代の携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」を彷彿とさせる。ゲーム用のコントローラやゲームデーターを保存するメモリなど付属品の写真もある。検索窓にグーグルの文字があることからOSはアンドロイドと思われる。画面にはスーパーマリオや故岩田聡社長のキャラが写っている。
そうした写真が10枚ほどあり、ネットでは、
「なにこのデザインすてき」「ずっと前から任天堂が出したら買おーと思ってた」「マジでこんなん出たら売れるだろうな。バルーンファイト、初代マリオ、アイスクライマーなんかをネットでプレイしてみたい」
といった声が飛び交い、大人気になっている。
「任天堂がハードを継続するのならこっち方面しかないような気がするんだ」
などと期待する人が多いのだ。というのも任天堂は2016年にコードネーム「NX」という新型ゲーム機の発表をする予定になっていて、スマホの様なものになるのではないかという噂が囁かれている。任天堂の携帯ゲーム機に電話機能を付ける、というのはファンだけでなくゲーム業界の「悲願」でもあった。2000年代に入り、ゲームは携帯電話でという動きが加速したからだ。また、オンラインで繋ぐことによって新しい遊び方が生まれるという業界の期待もあった。