2015年7月19日午後4時半ごろ、静岡県西伊豆町一色の仁科川支流で、人が倒れていると119番通報があった。警察と消防がかけつけたところ、子ども2人を含む男女計7人が倒れているのが見つかった。病院に搬送されたが、川崎市宮前区の男性(42)と別の男性(47)が死亡、残り5人も重軽傷を負った。川の土手に設置されていた高さ約1メートル、幅約10メートルの動物よけの電気柵が一部切れ、川に浸かっていたという。下田署は電気柵から川の水に漏電したとみて調べている。
現場は仁科川の支流で川幅約8メートル、水深約30センチ。遊んでいた男性(42)と男児2人(ともに8歳)が倒れ、悲鳴を聞いて助けようと川に入った男性(47)、40代女性2人、70代女性も次々感電したという。
現場周辺は山間の集落で、鹿やイノシシの食害を防ぐため多くの家が畑に電気柵を設置しているという。