買った商品を宿泊先まで届けるサービスも
軽井沢プリンスホテルに隣接、7月17日から20周年アニバーサリーウィークを展開する「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」(長野県軽井沢町)は同日、「スマイルコンシェルジュ」をオープン。お客が買った商品を宿泊する周辺のホテルに配送するサービスを開始した。
運営する西武プロパティーズの親会社の西武ホールディングスによると、2013年度の実績で外国人客を乗せたツアーバスの来訪実績が前年度より67%増えた。14年度は現在集計中だが、「大変好調です」と手応えを感じている。
また、北海道最大級の「千歳アウトレットモール・レラ」(千歳市)に直近1年間に訪れた外国人客(ツアーバスの入場台数)は前年より140%強増えた。6月単月では160%にのぼったという。なかでも中国人ツアー客の伸び率は一番で、「前年より約5倍は増えています。中国人客の来場構成比は10~15%ですが、買い上げ単価が高いことから売上げでは2倍近いと思われます」と話す。
韓国やインドネシアなどアジアからの旅行客も増加中。新千歳空港に近く、「発着の前後で利用されることが多い」そうだ。
そんな活況に沸くアウトレットモールだが、最近は競争が激化する一方、入居するテナントが飽和状態にあるとの指摘もあり、リニューアルやサービスの充実などで新たな魅力を提供し続けることが欠かせなくなってきているようだ。