「芥川賞にも又吉にも本屋大賞にも失礼」「色眼鏡かけてる」
古舘氏の発言はインターネット上でもすぐに話題になった。賛同する意見はあるものの、又吉さんの受賞や芥川賞のブランド、さらには本屋大賞をも侮辱したものと受け取った視聴者が多かったようで、ツイッター上には、
「芥川賞にも又吉にも本屋大賞にも失礼」
「権威ある芥川賞を受賞した又吉さんを馬鹿にしてるようだ」
「『お笑い芸人』が書いた作品がなんで芥川賞に、っていう色眼鏡かけて言ってる気がする」
といった批判的な意見が相次いだ。
なお、芥川賞の9人の選考委員を代表して会見した作家の山田詠美氏(56)は「選考会で、彼がどんな職業かであるかという話はほとんど出なかった」と、純粋に小説として評価したことを明かしていた。
文藝春秋社は17日、又吉さんの受賞作「火花」を新たに40万部増刷することを発表した。これにより累計発行部数は104万部に。新人の純文学作品の100万部突破は極めて異例といい、デビュー作でこれ以上ない滑り出しを切った。