野球解説者の張本勲さん(75)にまさかの「喝!」が落とされた。球界のご意見番、野村克也さん(80)から「選手批判する資格がない」「人のことを言う権利があるか!」と散々にこき下ろされてしまったのだ。
普段から野球に限らず、さまざまなアスリートに「上から目線」で「喝」をいれてファンから恨みを買っていただけに、「ノムさんよく言った!」と拍手が送られている。
「守備なんていないのと同然」
野村さんは2015年7月13日、横浜―巨人戦のテレビ中継(TBS系)に副音声の解説として出演。テリー伊藤さんや元楽天、中日の山崎武司さんとともにトークを展開していた。
今シーズン打棒好調の西武、秋山翔吾選手の話が出た時、テリーさんが「張本さんも8月末くらいまでは4割ぐらい打っていましたよね」と野村さんに思い出話を振った。すると
「いや、張本さんとはタイプが違う。張本はバッティングにしか興味がない。守備なんていないのと同然」
と突如、牙を剥いた。山崎さんがあわてて「若い時は足早かったんじゃないですか」とフォローしたものの、
「早いよ、内野安打の時のファーストまでのスピード!でもピッチャーゴロの時は走らない。バッターボックスからUターンしてくる」
と畳みかける。石井大裕アナが「喝!ですね」となごませようとしたが、
「TBSの朝の番組(サンデーモーニング)で色々選手を批判してるけど、選手批判する資格がない」
「彼と同じ世代としてね、『お前、人のこと言う権利があるか!』とテレビに向かって文句を言っている」
と止まらない。さらに、
「あれ(張本さん)のそばでこの話はしゃべれないですね、手が早いから。バーンとぶんなぐられます」
とオチまでつけた。この間、1点差を追う巨人が満塁のチャンスを迎えていたが、試合そっちのけでまくし立てていた。